面白いコミックエッセイはこれ!闘病・病気体験を描いているのに重くなくて、勇気づけられるおススメ10作品。

癒しのアイテム

コミックエッセイで病気体験にふれてみる

コミック・エッセイとは作家が自分の体験談を描いた漫画のことなのですが、私はコミック・エッセイがすごく好きです。だってマンガでわかりやすく誰かの面白い経験を読めるなんて、とっても興味深くないですか?

そんなコミック・エッセイには笑えるもの、感動的なもの、啓発的なものなど様々なものがあります。中でもおすすめのジャンルの一つに闘病・病気の体験を描いたものがあるのですが、読めばきっと、その魅力をおわかりいただけると思います。

そもそも通常、自分の病気体験を「文章」にしてしまうと、どうしても重く、深刻になりがちですよね。しかしその点、マンガで表現するコミックエッセイの力はすごいです。病を描いても軽い感じで伝えることができますし、それでいて感動や勇気をくれる作品にもなりうるのです。

というわけで、今回はコミックエッセイが大好きな私が、病気体験を描きつつも、作品の質が高く、かつ読後感がさわやかな作品を選んでご紹介いたします。病気が作者の実体験である分、読んだ方の心に響くと思いますし、きっと何か大事なものを得られると思います。

それでは早速、おススメの10作品をご紹介しましょう。

さよならタマちゃん

作品紹介

マンガ大賞2014年3位に入賞した武田一義さんの作品。

作者が精巣腫瘍 = 睾丸のガン = タマちゃんとお別れが必要な病気、にかかった体験を描いています。病気が発覚した当時は、まだ35歳で漫画家としてもデビュー前。決して豊かではない下積み生活の中、酒もタバコもやらずに生きてきたのに、ガンになってしまうという理不尽さ。

作者の場合は、精巣腫瘍の発見が遅かったため、肺に転移しまっており、抗がん剤を使った長期入院が必要になってしまいました。その入院生活の中で、闘病中の先輩達と出会い、人の強さ、闘病生活の意味や人間関係の在り方など様々なことを学んでいきます。闘病生活は過酷ではありましたが、妻に支えられつつ、病気に立ち向かい・・・。

デビュー作でありながら、ほっこしたタッチで丁寧に絵が描かれており、とても読みやすい作品です。それから作者の人柄でしょうか、人間の優しさに触れつつ、最後には感動で泣いてしまうような仕上がりとなっています。

私はときどき、忘れた頃にこの作品を読みかえしていますが、何度読んでもいい作品だな~と思います。病気の人は作者に共感しやすいと思いますし、病気でない人は、健康であることに感謝したくなる作品だと思います。

作者の実体験から、「ああ、ガンになるとこんな治療があるのか」、「大学病院だとこんな経験をすることになるんだ・・・」など、日本人の2分の1がかかるというガンの生活についても学ぶことができます。

ちなみに、この作品でデビューした作者は、続く「ペリリュー」という作品で2017年 第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しています。”コミックエッセイあるある”ですが、作者を身近に感じるようになるため、“あ~、実体験ではないマンガを描いても成功するなんて・・・頑張ったねぇ・・・”とついつい作者を応援してしまうと思いますよ。

というわけで、ガンの闘病を描いたおススメのコミックエッセイでした。そして、次のおススメ作品も身体の病気との闘病を描いたものです。

ふんばれ、がんばれ、ギランバレー

作品紹介

たむらあやこさんの作品。

ギャンブル依存症の父を持ち、貧しい家庭に育った作者は、母の言いつけで経済的に安定した看護師になりました。看護師はお金を貯めるまでの一時的な仕事と割り切っていた作者でしたが、すぐにやりがいを感じるようになり、看護師として生きていこうと決意します。そんな折、22歳という若さでギラン・バレー症候群を発症してしまうのでした。

ギラン・バレー症候群は10万人に1~2人が発症する難病で、同じ病気でも症状の重さに個人差があります。作者の場合、かなり深刻な症状が出て寝たきりとなり、障害者として公的補助を受けることになります。過酷な運命を背負ってしまった作者を見て、父は自分がしてきたひどい行いを振り返るのですが・・・・。

この作品は家族の再生の物語であり、また過酷な運命の中にあっても、その運命と向き合う強さを人が持ちうることを示す感動的な闘病記でもあります。

いったい、この本を読んで、泣かないでいることができるでしょうか?作者の強さは尊敬に値します。こんなに大変な病気なのに、時にはくじけながらも、しばらくするとちゃんと前を向いて進んでいくのです。

同じ目にあったら、私はもっとヤサグレて生きていくと思いますし、作者のように前向きな態度でいることは難しかったと思うのです。そして、だからこそ、この作者の優しさ、純粋さ、強さが心にしみます。ヤサグレているみなさんにも、健康的なみなさんにも読んでほしい、読むと勇気の出る作品です。

それでは、次からはメンタル系のコミック・エッセイをご紹介します。一般的にメンタル系は重い作品に仕上がりがちなのですが、今回ご紹介するものは、どれも軽やかでさらっと読めるものを集めました。

失踪日記2 アル中病棟

作品紹介

吾妻ひでお先生はギャグマンガ家であるため、アルコール依存という重いテーマを扱っている本作も、ごく軽く、楽しく読めるタッチで描き切っています

この作品は、後述する「失踪日記」の続編であるため、タイトルに「失踪日記2」が入っています。失踪日記2では、アルコール依存症専門の病院に入院したときの体験を描いているのですが、これを読むとごく普通に見える人もアルコール依存症になりうるということ、そして依存症になってしまった場合に現れる症状、治療法、アルコール専門病棟の生活などを、マンガを通して学ぶことができるようになっています

アルコール依存症の人はかなり多いですし、アルコールを飲みすぎている人にはこのコミックエッセイをプレゼントしてあげてほしいです。さらっと読めるように工夫されてますが、アルコール依存によって幻視・幻覚、自殺未遂、仕事の能率低下など、かなりハードな状況に置かれうることがわかりますし、ちょっとはお酒をやめようという気持ちになるかもしれません。

もちろんアルコール依存症に興味がない方もいらっしゃるでしょうが、作品として完成度が高いですし、面白いので一度は読んでいただきたいコミックエッセイです。

では次からは、抑うつやうつ病について描かれている作品を続けて紹介していきたいと思います。

失踪日記

前述の「失踪日記2 アル中病棟」と同じ作者、 吾妻ひでお先生の作品です。数々の名誉ある賞を受賞しており、作品としての価値が高いので、闘病体験の色は薄めですがご紹介させていただきます。

獲得した賞は以下の通り。すごいですね。

・第34回日本漫画家協会賞大賞
・平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞
・第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞
・第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門

うつや不安が強くなった作者は、人気のない山の中で首を吊ろうと思ったものの、そのまま寝てしまいます。そしてそのまま、野宿生活・ホームレス生活を始めます。

ゴミ袋をあさり、そこらへんにある野菜をとって食べ物を確保し、拾ったシートやむしろで凍えながら眠る日々。適当にフラフラ生きながらも、人と出会い、仕事を見つけ、生活は若干マシになっていくのですが・・・・。

一度は漫画家として成功し、結婚して子供もいる作者が、このように落ちぶれた経験をさらけ出したというところで、衝撃的といえば衝撃的な、シュールなコミックエッセイです。

この「失踪日記」も「失踪日記2 アル中病棟」も本自体が分厚くて、読みごたえがあります。またリアルさを排除しているため、悲惨な内容なのに軽く読めて、クスッと笑える明るい仕上がりになっています。

「失踪日記」は闘病体験を描いた作品というよりも、メンタルな問題を甘く見ていると、予想以上に大変なことが起こりうることを示した作品と言えるでしょう。うつや不安があるとアルコールに手が出やすくなりますが、アルコールに依存することで、逆にうつや不安が高まり、悪循環が生じていることもわかります。インパクトがある作品ですので、こちらも一度は読んでいただきたいですね。

それでは次から、うつ病の”闘病生活”を描いた作品を紹介します。

ツレがうつになりまして

作品紹介

細川 貂々(てんてん)さんのベストセラーとなったコミックエッセイ。映画化もされ、宮崎あおいさん、堺雅人さんが夫婦役を演じました

細川さんは売れないイラストレーター/漫画家として生活していましたが、あるとき、夫が仕事のストレスでうつ病になってしまいます。うつ病で寝込んでいる夫にどう接したらいいのか?そもそもネガティブで不器用な自分が、この先どうやって生活を支えたらいいのか?戸惑いながらも、作者はなんとか夫を支えていこうと工夫します。

絵がカワイイですし、あっさりした構造のマンガなので、さらっと軽く読むことができます。うつ病の実際を知るための入門書として最適ではないでしょうか。

うつ病は100人中6〜7人程度、つまり15〜16人に1人程度が経験する、ごくありふれた病気です。しかし出版当時はまだまだ、うつ病は恥ずかしいものだという風潮が今よりも強かったのです。

そういった中、うつ病をオープンにとりあげた本作が出版されたため、インパクトはそれなりにあったといえましょう。この本で、うつ病のことを学んだ人も少なくなかったと思います。またこの作品以降、メンタル系のコミックエッセイが多く出版されるようになりました。

この作品はうつ病という重いテーマを扱っているにもかかわらず、読むとほっこり、優しい気分にさせてくれます。それも作品の中で、夫婦が支えあっている姿がきちんと描かれているからでしょう。フランスからの帰国子女であるツレさんも、そして作者の貂々さんも、(失礼ながら)どちらも不器用な方だと思いますが、その二人が一緒になると、一人では乗り越えられないものを乗り越えることができるんですね。とっても素敵なご夫婦だと思います。

それでは次は、もう少し賛否両論がある本を見ていきます。

うつヌケ

作品紹介

田中圭一さんの作品。

「うつヌケ」の正式なタイトルは「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」です。ここからもわかるように、うつから回復した人達がテーマとなっています。まず最初は、サラリーマンであり、漫画家でもある作者自身のうつ体験が紹介されています。そのあとは、作者の関係者を中心に、うつを経験したと述べる人達のストーリーが描かれていきます。

体験を語ってくれる人はメディア系、有名人が多いため(例えば大槻ケンヂさん)、ストーリーがわりと派手で起伏があり、読んでいる人は飽きにくいです。また登場人物は自分なりに、なぜ精神状態が良くなったか、何が大事なポイントだったかを語っており、病気体験を知り合い同士で話し合っている感覚で読むことができそうです。

手塚治風のなタッチで、ごく軽~く、リズミカルな作品に仕上がっているコミック・エッセイだと思います。ただしカラーで刺激が強めなのと、無理矢理いい方向に持っていこうとしている強引な感じがあるため、ご自身がうつ状態の方には、読んでて疲れてしまいそうです。

それから双極性障害、抑うつ、適応障害、うつ病は似ているところはあっても、それぞれ異なるものなのですが、作品の中ではきちんと区別されていません。そのためちょっと適当というか、混乱を招きやすいので注意が必要です。

元気な方が読むのであれば、いろんな人の体験談を知ることができる読み物として面白いですし、絵もきれいでカラーで構成されているので、読みやすくておススメです。

うつ病九段

作品紹介

プロ棋士・先崎学九段のうつ病の経験を、河合克夫さんがコミック・エッセイ化した作品。

ドラマ化もされ、2020年12月にはNHKで初放送、先崎学九段の役を安田顕さんが演じてらっしゃいました。ちなみに奥様役は内田有紀さん、精神科医のお兄さん役は高橋克実さんです。

先崎九段は47回目の誕生日の翌日から、日に日に朝が辛くなり、夜は眠れなくなってしまいました。これまで真面目に将棋のために取り組んできた九段は、決して休みたくはなかったのですが、うつ病と診断され、入院することになってしまいます。思うように自分がコントロールできなくなり、将棋もさせなくなって絶望する九段。

入院し休養期間をとり、精神科医である兄のアドバイスも取り入れて、少しずつではありますが、状態は改善します。しかし回復は決してシンプルな道筋ではないですし、完結した物語でもないのです・・・。

この作品に注目したいのは、先崎九段のうつ病が、いわゆる典型的なタイプ、メランコリー親和型うつ病と考えられることです。

そもそもうつ状態にある人が、必ずしもうつ病と診断されるとは限りません(たとえば適応障害や双極性障害、身体的な病気の可能性もあります)。またうつ病と診断されても、例えば現代型うつ病(主に40歳以下の人)やメランコリー親和型うつ病(主に40歳以上の人)で状態や治療法が異なったりして、実は結構、ばらつきのある病気なのです。先崎九段のうつ病は、そういう意味では、これぞうつ病というようなうつ病なので、典型的症状を理解するのに適しています

ちなみにメランコリー親和型うつ病は、九段のように周りの人に気を遣って無理して頑張りがちな人がかかりやすいです。治療法としては薬物療法が効きやすく、まずは休養をとることが勧められます。

15〜16人に1人がうつ病を経験するとされる日本ですので、身近な人がうつ病になることもあるでしょう。読んでおいて損はない一冊だと思います。また、ご自身もメランコリー親和型うつ病の場合は、すごく共感できる貴重な作品だと思います。

それではうつ病の次は、100人に1人がかかるという統合失調症についてのコミック・エッセイをご紹介します。

わが家の母はビョーキです

作品紹介

中村ユキさんの作品で、2巻も出ています。

作者が4歳の時、母は悪口を言われているといった被害妄想を訴えるようになります。夫(作者の父)がDV男でお金をせびってくるなど、ストレスのある結婚生活がきっかけになったのか、27歳で母は統合失調症を発症したのです。両親は離婚、母子家庭となった中で妄想に振り回される母親のケアに作者は疲労し、母に殺されることさえ覚悟します。

統合失調症が時にどれほど大変な状態になりうるのか、家族への影響、それからサポートや治療について学ぶことができる貴重な資料ともいえる作品です。

この本は、文学作品としてコミック・エッセイを楽しみたい人より、統合失調症について知りたいという目的を持った人に向いています。というのも、今回、ご紹介した10冊の中ではわりと重めで、病気にフォーカスした解説や情報が多いからです。

100人に1人がかかるという統合失調症ですが、発症した方全員が悲惨な状況になるわけではありません。しかし、この作品で描かれているような壮絶なことも起こりうると知っておけば、早期治療や家族のサポートの重要さを意識できるようになるでしょう。

ご家族のサポートについては、作者がご結婚された介護福祉士のパートナーの方がめちゃめちゃすごいです。義母と同居し、かつこんなに良好な関係を築けるなんて、本当になかなかできることではないです。作者の方もとても献身的にお母様をケアしてらっしゃって、夫婦そろって、統合失調症のケアに貢献していらっしゃって素晴らしいです。

それでは次のコミック・エッセイは、さらに身近な障害である、発達障害について書かれた作品をご紹介します。

毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で

作品紹介

沖田×華(おきたばっか)さんの作品。

発達障害(ASD/アスペルガー症候群、ADHD、LD)をお持ちの作者が、どんな風に日常生活で“やらかしちゃっているか”に焦点を当てたコミック・エッセイです。

作者はASD(アスペルガー症候群)のため、人の気持ちを推測することが苦手です。悪気はないのに、空気を読まない言動を繰り返し、様々なトラブルを起こすのですが、作風が突き抜けちゃっているので、暗くなくて、笑える仕上がりとなっています。

また(S)LD(学習障害)のために2ケタ以上の計算ができず、漢字も苦手、またADHD(注意欠陥多動性障害)のためにうっかりしており、さらには相貌失認(人の顔を覚えられない)もあって、はちゃめちゃエピソードが満載です。この作品が素晴らしいのは、作者が発達障害であることを恥ずかしがらず、バーンと受け入れる心の強さがあるため、作品を笑いにまで昇華できているということです。

沖田×華さんの作品は一通り読ませていただいてますが、中にはもはや怖いもの見たさで作品を読んでしまっている時があります・・・。

常識的な人だったら、恥ずかしくてこんなにオープンに自分のことを曝け出したりできないと思いますが、作者のコミック・エッセイは、自殺未遂、整形、倒錯的なセックス(AV嬢や風俗嬢の経験含む)、家族の恥ずかしい部分など、ものすごいオープンで、枠にはまっていません。

(逆に気になる方もいらっしゃるかもしれないので、倒錯系のものを一つご紹介しますが、オススメできません・・・・)

そういった諸作品と比べると、ここでご紹介した「毎日やらかしてます。〜〜」は、比較的まともな内容(失礼!)で、発達障害をお持ちの方がどんな暮らしをされているのか知ることができる、バランスの取れた内容になっていると思います。

正直なところ、マンガのコマ割りも見にくく、内容も正確とは言えず(肝心な発達障害に関する記述も間違っていたりします)、絵も決して上手ではないのですが、それも含めて発達障害の漫画家らしく、興味深い内容となっています。

ちなみにこの作者の作品に「透明なゆりかご」がありますが、ものすごく良い作品です。ご自身の経験をもとに創られた作品とのことですが、こういった感動的な作品も描かれるということで、本当にすごく才能のある方だなと思います。ちなみに「透明なゆりかご」はドラマ化もされていますよ。

私は「透明なゆりかご」を読むと泣いてしまうのですが、それがちょっと疲れるので、この作品はあんまり読み返していません。それくらい何か心の琴線にふれる、パワーがある作品だと思います。

それでは、いよいよ最後、10冊目のコミック・エッセイをご紹介します。

毎日かあさん

作品紹介

無頼派ともいわれる西原 理恵子(さいばら りえこ)さんの作品で、文化庁メディア芸術祭賞を受賞しています。

最初にディスっちゃいますと、正直、絵がめちゃめちゃ汚くて、字もいっぱい詰まってて、すごく読みにくい作品です。しかし内容が優れているため、ぱっと見で拒否せず、とりあえず読んでいただきたいです。読むときは電子書籍だとますます見にくくなるので、紙で印刷された書籍がおススメです。

夫である鴨ちゃんはアルコール依存症で、連載中に離婚、病気のためお亡くなりになっています。今回、闘病・病気体験を描いたコミック・エッセイとして紹介したのは、この夫が絡んでいるからなのですが、あまり病気にはフォーカスされていません。当時は作者もアルコール依存症という病気の認識が薄かったのかもしれません(後にアルコール依存を扱った本を出版されていますが)。

内容としては、夫、子供二人、母からなる家族を描いた、作家の日記のような作品です。家族の意味を考えさせられる優れた作品だと思います。

こちらの作品もアニメ化されていますが、正直、個人的にはアニメはつまらないです(重ね重ねすみません!)。あくまで紙の書籍でちゃんと読んだときに、面白い作品なのです。

それから上述しましたが、この作品はそこまで病気にフォーカスされていません。ですので、他にもっとダイレクトに闘病体験を描いたコミック・エッセイをご紹介しようかと思ったのですが、作品の質を考えると、やはりこちらをおススメすることにいたしました。この作品を読むと、ほっこりしたり、泣いたり、うれしくなったりと、読むほどに、心を豊かにしてくれます。

まとめ

いかがだったでしょうか?おススメした10冊はどれも面白いコミック・エッセイばかりです。

想像力勝負のマンガも面白いですが、作者の実体験を描いたコミック・エッセイもまた違う意味で面白いと思いますので、よかったら読んでみてくださいね。

10冊のうちどれが最もおススメなのかは難しい問題ですが、今回は、闘病・病気体験をテーマにしたものなので、病気として気になったものから読んでいただくといいかもしれません。

なんだったら上から順に読んでいただいてもいいように書いていますが(吾妻先生の作品だけは、失踪日記→失踪日記2の順で)、でも、本当にどれも面白いので、どうせなら全部読んでいただきたいのが正直なところです!

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